今日は、さっさと仕事を済ませ、広場島へ行かなければならない。
もちろん、フ・ルサンはそうした。
途中、コロボックル達に、ホームステイを頼む事も忘れなかった。
水撒きにいたるまで、すべての作業を終わらせ、島々の恵みを集めて回ったと言うのに、フ・ルサンは正午を少しすぎた程度で広場島へ行く事が出来た。
皆をそう待たせた訳ではない事に、少しばかり安堵しながら、会話の輪に加わった。
今回出場させたシマニスは、フ・ルサンの最初の羊だ。
これ以上ない自信があった。
シマニスは、フ・ルサンの期待通り優勝を果たし称号を得て、フ・ルサンの手には黄のすてきをもたらした。
これでブラシを改造しよう、とフ・ルサンは考えた。
その前に、ブラシを買い替えた方がいいかもしれない。
祭りも終わり、フ・ルサンは挨拶回りに出かけた。
シバとワーダに血の繋がりがない事を、シバの口から聞いたが、しかし、彼とワーダとは立派な親子であると、フ・ルサンは思った。
血の繋がりは、家族と言うくくりにおいて、あまり重要な事ではないと感じる。
互いを大切に、想い合う事こそが大切なのではなかろうか。
万屋で、料理の幅を広げる為に食材を購入した。
トシゾーの家では彼から、不可能と思う事で自分の可能性を狭めてはいけない、と、助言を受け、ニクスから、今日はカレーうどんのレシピを教わった。
釣りすらせずに帰宅し、フ・ルサンは、食材として使う為のチーズを少しばかり作っておく事にした。
料理をし、明日に備えていると、明日は工務店が定休日だと言う事を思い出した。
うっかりして、工務店へのホームステイを頼んでしまった。
無駄な事をしてしまったものだ。


